仲間の「可能性を解き放つ」組織 ~イベントの開催を通じて、「やってみたい」を支える企業風土に気が付いた~

LTS

先日、LTSの女性コンサルタントがスピーカーとして参加する、キャリアイベントが開催されました。このイベントの運営メンバーへ、運営を通じて気づいたことや学んだこと、イベント開催をバックアップする企業風土について感じたこと、などをインタビューしました。

中村 美穂(LTS コンサルタント)
化学メーカーでの基幹システム刷新を支援。関西事業部活動の一環として、大阪オフィスの新設、大阪市の性的マイノリティの認証取得にも挑戦。その後、公共案件や社会課題解決に取り組むチームに参画。現在は、民間企業の新規サービスのシステム領域のPMOを担う。

細川 博史(LTS ビジネスマネジメント本部 人事部・中途採用グループ長)
製薬、人事総合ソリューション企業を経て、LTSに入社。中長期を見据えた、採用戦略及び実行を推進。現在は人事部門運営やチームのマネジメントと並行し、採用ブランディング強化を担当。MBA保有。

メンバーのやりたいことを通して、自分の学びや目標の糧になるものを得る

―――イベントの開催、お疲れさまでした。このイベントの企画は、一人の社員の声掛けで始まったそうですが、どのような経緯で運営に参加されたのですか。ご自身の業務もある中で、運営を引き受けた理由などもあれば教えてください。

中村
中村

私は、所属する関西事業部のLGBT認証取得に携わっていたので、ダイバーシティという観点でお誘いいただいたんだと思います。

中村
中村

女性というテーマに限らず、他の誰かの働き方を通して学ぶことは多いですし、それを社内外に発信する機会があっていいのではないかと思い、運営を引き受けました。

中村
中村

あと、コロナ禍に入社してリモートワークがメインになっていたり、所属している事業部全体の人数が少なかったりして、近くに先輩女性社員が居らず、女性のキャリア形成にイメージが持ちづらい環境にいて…私自身が皆さんの働き方を知りたいと思っていたのもありますね。

細川
細川

私は、このイベントのターゲット層に接点がある、中途採用担当だからですかね。

細川
細川

運営を引き受けた具体的な想いとしては、ブランディングにつながると思ったからです。労働市場全般に「LTSらしさ」を伝えたいな、と。

細川
細川

日々の業務はもちろんありますが、もともとこういうことはやりたいと思っていたので、お声がけいただいて嬉しかったです。

―――実際に開催してみて、いかがでしたか。どのような気づきがありましたか。

中村
中村

まず、スピーカーを通して、柔軟な働き方を社内外に発信できたのは良かったなと思います。

中村
中村

また、私自身普段あまり関わりのないメンバーのことを知ることができました。

周りのメンバーのことを知ることで、改めて自分自身の想いや、やりたいことを考えるきっかけになるなと感じて…それぞれの中にある「想い」が強化され、組織の強化にも繋がるかなと思いました。

細川
細川

確かに。それが、LTSに存在する自分の役割として戻ってくる、それが起きると素晴らしい循環ですよね。

資料1:開催イベントの資料抜粋
細川
細川

あと、社内でプレ開催した際に、予想以上の方が参加されたのが驚きでしたね。

中村さんがおっしゃったような、ロールモデルが近くにいない働き方をしている人がいて、その人たちに良い影響があったらいいなとも思います。

中村
中村

そうですね、多くの方にご参加いただいて、わたしも驚きでした(笑)。

細川
細川

あと、外部に対して、伝えたいなと考えていた「LTSらしさ」は、結局は「メッセージの受け手」次第なのかなと思いました。いろんなことを発信して、受け手の心に残ったものが“らしさ”なのかなと。

表面的な多様性と、潜在的な多様性、両方を受け容れる文化

―――今回は、女性向けのキャリアイベントでしたよね。このような、人の価値観に直結するようなテーマは難しいと思いますが、どのように感じましたか。

中村
中村

今回のイベントに限って言うと、女性のキャリアとライフに焦点を当てていましたが、結婚や出産を想定していない人は巻き込んだほうが良かったのだろうか、男性が参加したいポイントはあるだろうか、ということを考え、やはり難しいなと感じました。

中村
中村

関西事業部では、LGBTのリーディングカンパニー認証も取っているんですけど、その観点だと「女性」と固定すること自体どうなんだろうということも考えました。

それに対し、どうしたらいいのかについては、まだまだ検討したいですね。

細川
細川

それについては、今後進めていく中で、いろんな方と協働しながら多様なテーマでやっていけたら良いですね。

多様性って、確かに難しいところですよね。社内のLGBTの研修をされている中村さんだからこその難しさもあったと思います。

細川
細川

採用の場面でも、結構議題として扱われることが多いですね、ダイバーシティ&インクルージョン

細川
細川

特にここ数年かなり注目されていて、いろんな企業で発信も増えています。大事ではあるものの、それが一時的なもので終わってしまうのは良くないと思っています。

―――社内における、ダイバーシティ&インクルージョンへの認識はどうですか。

中村
中村

現時点でダイバーシティに反対する人は全くいないんですけど、でも、それをみんなが実践できているかというと、難しくて。気づかないうちに誰かを傷つけてしまっていたり何かを排除してしまっていたり

細川
細川

ダイバーシティって、表面的な…例えば、学歴、国籍、性別、といったものと、潜在的な…パーソナリティ、考え方、習慣、スキル等のもっと見えにくいものがあると思っています。

細川
細川

その潜在的な方の「想い」の部分の多様性を受け入れている文化がありますよね。それって本当に素晴らしいことだと思います。

中村
中村

そうですね。

今回のような、あるテーマで対話するということを、継続的にやっていくことでそれぞれの想いを尊重し合い、ダイバーシティに関する気づきがあったり考えを深めることができたりする場を作ることができたらいいなと思います。

写真1:対談中の様子(左:細川、右:中村)

自立する個の想いを後押しする、共通概念は「ミッション・ビジョン」

―――自社の文化、というところで、今回のイベント運営を通して気づいたことや感じたことはありますか。

細川
細川

皆さんめっちゃフットワーク軽いんですよ!

やりましょうと言ってから、アウトプット出るまでが軽快ですね。これくらいの会社の規模感では、珍しいことだと思います。

中村
中村

確かに軽かったです(笑)。

中村
中村

今回スピーカーになってくださった方、他の運営メンバーもそうですが、皆さんご自身の業務がある中で、いろいろな依頼を引き受けてくださり…個人のやりたいことや個人の想いを、それぞれが尊重し、うまく業務と両立しながら支えてくれるメンバーが多いことに、身をもって気づきました。

細川
細川

そうですね、それぞれのメンバーが、自分のためだけではないと考えているんですね。あの人のために、この人のために、自分の力をそこにつぎ込んでいる…ような感じです。

中村
中村

それはたぶん、根底のところでミッション・ビジョンに共感しているというのがあるからだと思います。

細川
細川

「可能性を解き放つ」っていうミッション、みんな好きなんだと思います。実践できてる感じもしますよね。

そういうのって、言葉だけ存在している場合もあると思いますが、うちでは合言葉みたいな、共通概念みたいな。

中村
中村

それぞれの何か秘めている想いが、どんどん可能性につながっていって、それが解き放たれるよう、お互い意識しているような感じです。

細川
細川

そうそう。

私も、誰かが何かやっていると、自然に「自分に何かできるかな?」と考えたりしますね(笑)。

細川
細川

そういうものを共有している人財が多くいる、この密度。あと、多様な人を受け容れているところ。お互いに協力し合う価値観が、当たり前のように根付いているところ。そういうところも、“らしさ”なのかなと考えています。

細川
細川

私は入社してまだ2年ですが、LTSが新卒採用を始めてから13年、そういう人を採用できていることもすごいですし、採用した人がこうやって育っていることもまた素晴らしいと思います。

資料2:開催イベントの資料抜粋

―――お二人それぞれの視点で“らしさ”がありますね。その“らしさ”の一つに、社内でもよく言われている「いい人」があると思います。これは言語化しづらいものだと思いますが、お二人が考える「いい人」の像はありますか。

中村
中村

なかなか難しいですね(笑)。

中村
中村

「お互いを尊重し合える」というのがそのイメージに近いのかなと思います。

さらにかみ砕くと、それぞれが自律していて、お互いの想いを尊重して、かつそこに自分の力も注げる、実際にそれを行動に移しているところですかね。

細川
細川

確かに、そういう人社内にたくさんいますよね(笑)!

細川
細川

採用活動でも同じような質問を受けますが、そこで答えているものの一つに「感じがいい人」があります。挨拶ができるとか、笑顔が素敵とか、そういうのは大事だと思います。

あとは「真摯さ」というところで、落ちているごみを自然に拾えるとか、仕事に対して粘り強いとか。

中村
中村

私もそう思います!

細川
細川

個人的に思っているのは、何か大切なものを守るために発揮する強さがある人ですかね。

みなさんそれぞれ大切なものって違うと思うんですけど、その中には一緒に働いているメンバーも入っていて、それを守るための強さ、それがチームワークにつながっていたりするのかなと。

細川
細川

本当に難しい質問ですね、これは(笑)。

組織が拡大していく中でも、自分たちは何者であるかを絶えず考え続ける

―――LTSでは、組織の拡大や採用市場の変化といった外部環境の変化に対応して、ミッション・ビジョンや採用メッセージのアップデートなど、様々な活動がされています。自社の“らしさ”を今後も維持するためには、どのようなことが必要だと思いますか。

中村
中村

そうですね…帰属意識を持って、LTSっていいよねっていう想いの共有が継続的に行われると良いのかなと思います。

中村
中村

昨今コロナ禍で、社内外へのコミュニケーションが見えづらくなっているところもあると思うので、その様な状況でも何らかの形で、想いを共有する場があるといいですね。

細川
細川

ミッション・ビジョン・バリューがあって、それを体現するというのはもちろんありつつ…。

細川
細川

個人的には、「LTSとは何者なのか」を自分たちが考え続ける、というのが大切だと捉えています。

その中で、自分の価値観や行動をシェアする…その過程の中で、良いものはそのまま残っていくでしょうし、新しいものもどんどん入ってくるんだと思います。

細川
細川

そういう積み重ねが文化を創っていくんでしょうし、LTSは来年20周年を迎えるので、これまで積み重ねてきたものを振り返る機会も出てくると思います。

中村
中村

社内では、20周年記念活動も動いていますよね。

細川
細川

そうですね。

今、会社が拡大しているフェーズにあるので、採用の形も変えていかないといけない時期に来ていると思っています。ただ、採用の環境も変わってきていて、簡単に人を採用できなくなっているんです。

細川
細川

○○なプロジェクトがあれば人を採用できるな、となったら、そのプロジェクトを取りに行くくらいでも極端でないと思っています。労働市場に求められているものに、会社を柔軟に変化させていくのが理想の形かなと考えています。

中村
中村

そうなんですね。

普段、採用関連のお話しを聞く機会があまりないので、興味深いです。

細川
細川

言語化するのは難しいんですけど、これからはミッション・ビジョンのような共感するものが根底にありつつも、多様な人が必要になってくると思っています。個人で目指しているものはバラバラでも、協力し合えば新しい価値を生み出すことができるような。

細川
細川

採用の「ベストな形」は、「この会社に入って良かった」と思ってもらえることなんですよね。

そういう採用ができると、それってある意味ダイバーシティを受け容れているし、インクルージョンともいえるのではないかなと思います。

一人一人の自律した個が集まり、組織を形成している

―――最後に…今後取り組みたいことや、やってみたいことはありますか。

中村
中村

一番は、このイベントを継続してやっていきたいというところです(笑)!

中村
中村

まずは、先ほど細川さんからあったような、今けっこう世の中で言われている表層的なダイバーシティのトピックから、何かテーマを拾うことができたらいいなと思っています。

ワークとライフへの考え方、障がいのある方や外国籍の方との協業‥‥など。

細川
細川

いいと思いますよ。

細川
細川

表層的なところから入って、最終的に潜在的なところもうまく発信できるようにしたいですね。みんなそのお互いの想いを共有して、尊重している

そういうのが外部の方に伝わったらいいなと思います。

中村
中村

はい。あとはもちろん、日々の業務でもしっかりバリューを発揮し自立して、もっと自分の後輩や上長のやりたいことを支えられるような人になりたいです。

中村
中村

そのためにも、まだまだ成長しなきゃいけないなと思います!

細川
細川

素晴らしい。

私も、たくさんいるメンバーがもっと外部に発信できるような、そういうきっかけを作りたいと思っています。

たくさんのメンバーを知ってもらって、それが総体としてLTSになっているので、それが採用にも繋がっていくのかなと考えています。

細川
細川

でも、らしさってなかなか伝わりづらくて難しいものなんですけど、伝わり始めると人が集まってくるんですよね。こういうイベントを通して、LTSのファンをどんどん作りたいです。

細川
細川

ファンが増えると採用もそうですが、サービスにも良い影響がでてくると思いますし、そのイメージ一つ一つがブランドにつながっていくので…。そう思うと、なんか少し緊張しますね(笑)。

細川
細川

でも、そういう自立した、輝いている社員がたくさんいる組織は、魅力的だと思います。

写真2:対談後の様子

―――ありがとうございました。


取材・執筆者

ayumi.oyama
ayumi.oyama

CLOVER編集部員。育休復帰後、CLOVERの立ち上げ・運営に携わる。
主に、記事の企画立案・取材・執筆を担当。仕事と娘2人の育児で毎日がにぎやか。
地元は九州。通訳、翻訳、心理学の勉強を細々と続けている。

編集者

yuya.kaseda
yuya.kaseda

CLOVERの編集・全体監修~メディア企画・運営全般。
SE、テクニカルライターを経てLTSでコンサルタントを経験、現在はLTSのマーケティングGリーダー。
スライド式QWERTY物理キーボード愛好家。