11月の某日に、デザイン会社とPM会社、社内中心メンバーによるオフィスお披露目会が密かに開催されました。その際に、皆さんからいただいたコメントを中心にご紹介します。当日不在だったか方からは別途コメントをいただきましたのでそちらを掲載します。
オフィス移転プロジェクト関係者のご紹介
今回は、デザイン設計をPuddle株式会社に、全体PMを株式会社ディー・サインにご担当いただきました。加えて、オリジナルBGMやオリジナルアロマの制作にご協力いただいた方からもコメントをいただきましたのでご紹介します。
- デザイン設計担当のPuddle社:デザインディレクション担当の加藤様、インテエリアデザイン担当の大滝様、FFEグラフィックデザイン担当の篠崎様
- 全体PM担当のディー・サイン社:PMの赤沼様、PMスタッフの林様、PMアシスタントの畑山様
- オリジナルBGM制作:選曲家の佐藤様
- オリジナルアロマ制作:調香師の山内様
また、LTSグループ内からは約20名の社員がオフィス移転プロジェクトメンバーとして活動を進めてきました。この記事では、社員を代表して重要ポジションの5名をご紹介します。
- Compass※1全体統括の上野亮祐
- Compass PMOの舩木いくみ
- オフィス移転プロジェクト社内PMの日野浦弘樹
- オフィス移転プロジェクト社内サブPMの黒木康太
- オフィス移転プロジェクト社内サポーターの千葉幹夫
LTSの20周年活動、全6プロジェクトを集約したプロジェクト。6プロジェクトのうちの一つが、今回のオフィス移転プロジェクト。
デザイン担当:Puddle株式会社
今回、デザイン設計をPuddleさんにご依頼しました。まずはその経緯を日野浦のコメントでご紹介します。
日野浦:
最初に、デザインってすごく重要だなと思っていたので、自分がデザインで一番信頼できる人たちに推薦してもらったんです。結果、千葉さんから4名、僕のもう一人信頼できる知り合いから4名出してもらったリストの中で被っていたのが加藤さんだったので、加藤さんにお声がけをしました。
今回のオフィスは、中央のドーナツ状の何もない空間を作ることで周りが生きてくる、LTSの多様化する人たちつながりコミュニケーションが生まれてくるので、みなさんとの議論でこれを作ることができて良かったなと思います。
ただ、そこに行きつくまでが難しかったですね。コンセプト図を見て、それぞれのゾーンがあり多様であることを受け入れるという、表現したいことはよくわかるんですけど、これをこの四角いオフィスに落とし込むのはどうなんだろうって。
また、四角い空間だとどうしても気が通らない・行きたくない場所ができてしまうので、できるだけ角はどこかにつながるというのを意識するのが、この図の意図かなと思って。難しくもあり楽しかったです。
1400㎡を超える大規模なプロジェクトでしたが、この規模にも関わらず大きな問題なく完成できてホッとしています。これも協力していただいたプロジェクトメンバーのみなさんのおかげだと思います。
これだけ大きいと検討箇所も多く、毎週の施工者さんとの打合せも4、5時間かかり終わる頃にはお互いヘトヘトになっていました。メンバーみんながより良いものを目指し、細かなところにまで気を遣っていただきとても感謝しています。結果イメージを超えるものができ、みなさんに喜んでいただいてとても嬉しいです。
このオフィスはエリアが複数に分かれてテーマも異なるので、一つのプロジェクトなんですけど、いろんなプロジェクトをやっているようでした。
エリアごと特徴を付けたいなと思って、家具はそれぞれ選ばせていただきました。あまりにもバラバラになってしまうと全体として一つの空間にならないので、内装のデザインやバランスを考えながら選ぶのが、今回はすごく大事だったんじゃないかなと思います。デザインもたくさん考えさせていただいてすごく学びになりました。
PM担当:株式会社ディー・サイン
ディー・サインさんは、加藤さんが普段から一緒にプロジェクトをやられており、お互いを理解していることもありご紹介いただきました。
私は普段プロジェクトを10から20程担当しているんですけど、その中でも加藤さんのプロジェクトって特殊なんですよ。加藤さんの持っている柔らかさや人間サイズのスケール感は、普通の施工業者が普通に作ってしまうと、消え去ってしまうんですよね。そこをどう翻訳するか、守るかをすごい考えてました。
でも、こだわりのある方たちとこうやってプロジェクトをやれるのは、一番の喜びなので、本当にいいプロジェクトにご一緒させていただいてありがとうございました。また面白いプロジェクトやりましょう!
今回が、自分がメインで動く初めてのプロジェクトだったんですけど、実働が自分一人になるということが決まって、最初はあわあわしてしまいました。ただ、自分だけでは分からないことも多く、業者さんやパートナーさんの力は必要だなと思っていたので、雑談ベースで皆さんと仲良くなることで、何かあった時に助けてもらうことができました。
あとは、やっぱり大変でしたが、オープンの時に社員のみなさんの声を聞くことができて良かったなと思いました。
私は林の業務の一部をフォローアップするという形で携わっていましたが、主に選定いただいた家具の調整、発注、納品というのを舩木さんと密に連携させていただきました。
本当にいろんな種類の家具があったし、こだわりもあったので、一般的なプロジェクトよりも注文書が多くて、納期との戦いだったんですよ。何とか納期に間に合ったときは、すごい嬉しかったですね。みなさんが気に入っていただけるオフィスになって嬉しかったです。ありがとうございました。
オリジナル制作物:BGM、アロマ
今回、LTSオフィスのオリジナルプレイリストを選曲家の佐藤弐朗様に制作いただきました。執務エリアは、LTSをイメージしつつ、集中やコミュニケーションの促進、リラックスする時間を自然に演出できる選曲となっています。
選曲家という職業柄、レストランやバー、ホテルのラウンジなどのBGMを選曲する機会が多く
こういった場所の選曲は比較的簡単だと思っております。それは遊びに来ている人へアプローチする音楽を選ぶのでその場所にいる人をワクワクさせたり、その空間をおしゃれに、または優雅に感じてもらう選曲をする、これが選曲のポイントとなるからです。これは正解が分かりやすい選曲の仕事です。また音楽が自己主張しても良い為、選曲の素材選びが簡単です。
しかし、オフィスBGMの選曲という作業は上記選曲と異なり目立ち過ぎても、地味過ぎてもダメ、働いている人の仕事の効率を上げ、職場環境をBGMによって快適にする必要があり、選曲の素材選びが非常に難しい。ただ今回の選曲は今まで手がけてきたオフィスBGMの選曲作業よりも比較的スムーズに出来たのでは、と思っております。
理由は、まずLTS様の新しいオフィスの雰囲気です。まるで高級ホテルのような眺めや、居心地の良い広々としたワークスペース。一般的な「オフィス」と感じる要素が少ない為、ホテルのラウンジの様な感覚で選曲が出来たからではないでしょうか。素晴らしいオフィスの価値を少しでも上げられる様なBGMを今後も提供していけたらと思っております。
また、オリジナルアロマは株式会社アロナチュラの調香師山内みよさんに制作いただきました。6種類の精油配合のLTSオリジナルの香りは、アロマ検討メンバー全員のほぼ万票で決まりました。LTSが採用でも掲げている人物像の一つ「誠実」をイメージして調合いただきました。
調香をするにあたり、まず仕事内容や社内の雰囲気、考え方等をヒアリングさせていただきました。とても印象的だったのは、ヒアリング時の皆様の「温かみ」でした。特に樺島社長からは沢山の想いを伺うことができました。「他のIT企業にはないような社内の雰囲気を大切にしたいが、ベンチャースピリットを忘れずに革新をしていかなければいけない」と話していたことが、社内の空気感と合致したため、大まかな方向性が定まりました。
最初に『外交性』『解放性』『誠実性』それぞれをイメージして調香したものを皆さんにご確認いただき、『誠実性』という香りに決定しました。エントランス付近には『誠実性』の完成形の香りを噴霧し、その他ゾーニングされた執務スペースの各エリアには、ゾーンごとのコンセプトに合わせ、完成形で使用している香料のブレンド比率を変え調整することで、ワンフロアの社内を皆様が回遊することで、混ざり合い、本当のLTS様の香りがブレンドされていくという空間を演出させていただきました。
天然香料の良さは、風と共に流れるけれど、気がつかないうちに寄り添ってくれているところです。ご興味のある方は、ふと香りに鼻を傾けてみてください。
社内中心メンバー
そして、最後に社内メンバーからのコメントになります。20名程いるオフィス移転プロジェクトメンバーを代表して、中心となって活動していた5名のご紹介です。
僕がやれたことは本当に少ないんですけど、自分の仕事として大きかったのは2つです。一つは場所をどこにするか決められなかった時に「赤坂エリア」と言ったことですね。そしてもう一つは、このメンバーを移転プロジェクトのメンバーにしたことです。
千葉さんと日野浦さんのこだわりと、裏でちゃんとまとめ切る舩木さんを選んだことで僕の仕事の全ては終わりました。あとは、お願いして信じて任せて、気づいたら最高のオフィスができていたので、皆さんの力で思った以上のものができました。ありがとうございました。
無事に今日を迎えられてほっとしています。今回、この大規模イベントをどなたと進めていくかというのが一番のポイントで、ディー・サインさんとパドルさんとご一緒できてありがたかったなと思っています。本当に気持ちよくお仕事させていただきました。
移転してからはコミュニケーションが倍増どころか、ものすごく増えたなという感覚を持っていて、ワンフロアの魅力というのをすごく感じています。やっと働く場所ができてきたなと思っているので、これからさらに発展させていい場所にできたらなと思っています。
奇跡のチームで、みんながそれぞれいい働きをしてこんなすばらしい場所ができて良かったです。我々からすると、今がスタートラインで、これからこのオフィスを活かすも殺すも自分たちなので、活かせるようにしていきたいなと思っています。
加藤さんも知り合いからの紹介でつながったんですが、いろんな意味で偶然が重なって今回ご一緒できて、これで縁が切れちゃうのは寂しいので、頑張って次のオフィスを拡張する時にまたご一緒にできたら嬉しいなと思います。
今回このような貴重な機会にコアメンバーとして関わることができ、感謝しています。
オフィスデザインを考えるにあたり、理想の働き方についてLTSグループ社員から意見収集を行いました。多様な考えが集まる中で、これがどういった形になるのだろう…と思いながらデザイナーの皆様へご連携しましたが、社員の想いひとつひとつがしっかりと具現化され、かつ期待値を大きく超えたデザインとなっており非常に感動しました!
あくまでオフィスは会社の成長を支える資産となるもの。これからこのオフィスを使いこなしてくのは我々現場社員の仕事です。ぜひ多くの社員に新オフィスを利用してほしいと思っています。
僕はコンサルティング×デザイン・クリエイティブにもすごい可能性を感じていて、それを学びたいという想いもあったんですよね。素晴らしい人たちと一緒に、その人たちがどんな仕事をするんだろう、という観点でもこのプロジェクトを見ていて。このオフィスができあがった時に、柔らかいものや想いを結集化させて、最後にアウトプットとしてこれだけ落とすってマジですごいなと思いました。
我々もそうですけど、今回のオフィスコンセプトみたいに、関わってくださったみなさんそれぞれが上手く入り混じったプロジェクトだから上手くいったんだなと思います。
さいごに
最後に、今回の連載を担当した私から一言、お伝えできればと思います。
第1回の2021年11月から長々とお付き合いいただいた方も、途中から興味を持っていただき第1回から読み直してくださった方も、最後までにお読みいただきありがとうございました。
今回の連載内容はLTSの記念すべき20周年活動の一つ、そしてオフィス移転という大きなイベントということもあり、会社の活動をなるべくタイムリーに、そして現場の様子をなるべく分かりやすくお伝えしたい、という想いから記事を作成してきました。そのため、写真多め、個人の感想多めの、CLOVERの中ではちょっと異色な記事となっています。
ですが、多くの方にこの記事を読んでいただくとともに、“いま”のLTSの状況を、LTSを応援してくださってる方々・興味を持ってくださっている方々にお伝えする活動はとても意味のあることだなと実感しました。オフィス移転プロジェクトレポートは今回で終わりとなりますが、今後もこのような会社のイベントごとがあれば、何かしらの形で会社の現状をお伝えしていく活動できたらいいなと思っています。その際はまたお付き合いいただけますと幸いです。
そして、オフィス移転プロジェクトを追いかけること1年、私自身はプロジェクトメンバーではありませんでしたが、メンバーと同じくらい(?だと自分では思っていますが、)新しいオフィスに一歩を踏み入れた時は感動しましたし、愛着を持っています♪
LTSグループの全ての社員、そして今回オフィス移転にご協力してくださった方々の想いが集結したオフィスを大事に、そして上手に活用して会社として次のステージに進んでいけたら、私たちだけでなく関わってくださった全ての方がハッピーになれるのではないかなと思います。そうなれるよう、LTSグループ一同、励んでいきたいと思いますので、引き続きLTSグループをよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
シリーズ一覧はこちらから→https://clove.lt-s.jp/tag/office-relocation-pj/
ライター
CLOVER編集部員。メディアの立ち上げから携わり、現在は運営と運用・管理を担当。SIerでSE、社会教育団体で出版・編集業務を経験し、現在はLTSマーケティングGに所属。趣味は自然観賞、旅行、グルメ、和装。(2021年6月時点)