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LTSの「初任地確約」新卒採用 仕事もプライベートも諦めない選択肢を

LTSでは、学生から社会人へのライフスタイルの大きな変化を伴う新卒採用において、最初の配属先の場所を確約する「初任地確約型」の採用をしています。今回はこの取り組みをはじめた背景と、実際に初任地確約で入社した社員の声を紹介します。

太田 貴博(LTS 採用推進部 部長)

システム導入に伴うチェンジマネジメントに従事。2010年に離職し、人事・採用のアウトソーサーで活動後、2013年再入社。新卒採用を中心に活動企画や業務設計、ATS導入、RPO活用等を経験し、現在はキャリア採用(経験者採用)、新卒採用を担当。社内でのキャリアコンサルティング窓口を務める。国家資格キャリアコンサルタント。(2024年2月時点)  ⇒プロフィールの詳細はこちら

学生の想いに寄り添いはじまった、新たな取り組み

「本当は、働き始めは友人や家族がいる地元で就職したいと思っていたんです。でも地元で探すと中々コンサルタントの仕事は無くて。」

新卒採用の選考過程で、地方にいらっしゃる学生さんから伺った言葉です。

学生から社会人への転換期に生活圏が変わることは、ポジティブな側面ばかりではありません。
新しい土地で生活リズム・交友関係を作っていくことが刺激であり、新鮮に感じる方もいれば、その逆もあります。
そのように捉えると、大切なことは、社会人として活躍する以上、「お客様や社会に届けるバリューを高めるために
自分自身が安心して仕事に全力投球できる土台をしっかりと築くこと」にあるのではないでしょうか?

今回ご紹介するLTSの初任地確約採用は、上に述べたような候補者の声や、採用担当者の想いを起点に始まりました。

初任地確約採用とは

文字通り、社会人生活のスタートとなる初任地をオファー時点でお約束することで、安心して仕事に全力投球できる環境を築いていただくことを主目的としています。

LTSでは、現在の事業展開から、関西・東海エリアでの初任地確約採用を行っています。
23年新卒採用では関西拠点にて1名、24年新卒採用では関西拠点にて1名・静岡拠点にて2名の方が、初任地確約採用での入社を決めて下さりました。

あくまで初任地の確約であり、部署や職務を限定する採用ではないため、基本的にはそのエリアのプロジェクトに参画する形は取りつつも、例えば関西に居ながら別の地域のお客様のプロジェクトを、リモート・出張組み合せて取り組むといった柔軟な機会提供もありえます。

特定エリアを初任地としてキャリアスタートしたからといって、成長機会の拡がりが制約を受けるものではありません。考え方としては上述の通り、成長アクセルを深く踏み込むためのキャリアオプションです。

LTSは特定の技術を掲げて成長してきた技術立社ではなく、お客様の経営陣・現場の声・想いを汲み、サービスを創り上げてきた顧客立社です。その根底のスタンスは採用活動においても一緒です。

ぜひ選考過程では皆さん一人一人の想いを聞かせてください。その想い・希望にそう一つの表現として、初任地確約採用がプロフェッショナルの卵である皆さんのスタートダッシュを支える一助になれば、これほど嬉しいことはありません。

(初任地確約採用については採用人数枠を設けております。そのため、採用目標人数の達成状況や、ご事情等によっては確約ではない通常採用をご案内させていただく場合がありますのでご承知おきください。ご興味をお持ちいただけた場合は選考過程で人事・採用担当にご相談ください。)

事例:初任地確約採用を活用し、地元関西で社会人のスタートを

ここからは、実際に初任地確約制度を活用し、関西拠点への配属確約で入社された社員を紹介します。
村山さんは2023年に新卒入社され、”変革”をテーマに活動するTransformation Consulting事業部の関西エリアで活躍をされています。
生まれ育った土地で働くことを選んだ村山さんにとって、地元で働くことの意味や想いを伺いました。

村山 沙英(LTS コンサルタント)

2023年にLTSに入社。大手製造業様の業務改善支援プロジェクトに従事。大学では日本語学を専攻し、教員免許を取得。(2023年8月時点)

――― 就職活動時はどのような考えをもって活動していましたか?

話は就職活動時よりも少し遡るのですが、元々は教員を目指しており、大学では教育免許を取得しました。その他、タイに赴いて日本語教育を行ったり、プログラミング教室の運営に力を入れたりなどなど、”教育”をキーワードにして色々な活動を行っていました。

そんな私が就職を考え始めたのは、塾講師のアルバイトがきっかけでした。

勉強嫌いの生徒さんに、”勉強をする意味“を伝えることで、勉強への向き合い方が大きく変わったという経験をし、ただ教科の内容を教えるのではなく、その前段にある”人間としての考え方”を伝えていくような教育がしたいと思うようになりました。

その為には、様々な経験を積んだほうがいいと感じ、民間企業への就職を考えるようになりました。

就職活動を始めてからは、自社の利益より他社の利益を目指せること、様々な業界業種を知れること、無形商材であること、また自分が安心して働ける環境かどうかを重視し、教育・人材・SIer・コンサルなど幅広い業界を見ていました。

――― 外資系大手総合コンサルティングファームからも内定をもらっていたと聞きましたが、なぜLTSを入社先として選んだのでしょうか?

「可能性を解き放つ」というミッションと自分自身の想いに親和性を感じたのが一番の理由です。

教育を通して考え方を伝えることで、目の前の人が元々持っているポテンシャルを開放し、選択肢を増やしていけるような支援がしたいと思っていたので、LTSのミッションを聞いた際に、自分の根底にある考えが言語化された感覚を持ちました。ここなら自分の想いを実現することができそうだと感じました。

そして何よりも強くLTSに惹かれていたのは、選考過程で感じた社員の方の人柄の良さです。

夏インターンに参加したのですが、そこでも人事社員が一人一人に丁寧なフィードバックをしていたことが印象に残っていました。本選考の過程でも、自分自身の想いの深い部分にまで耳を傾けてくれ、何よりも自分が納得いくまで一緒に悩んでサポートしてくれる姿勢に、「ここなら安心して働くことができる」と強く惹かれていきました。

実は、私が初任地確約採用で入社することができたのも、LTSの方が私の想いに伴走して下さった結果なんですよね。

私が就活をしていた当初はまだ初任地確約採用は存在していませんでした。そんな中「地元である関西でコンサルタントをしたい」という私の想いに、人事部のリクルーターの方が耳を傾け、一緒に実現可能性を探って下さりました。そのおかげで、地元関西でコンサルタントとしてのキャリアをスタートすることができています。

LTSは既存の制度の有無や実現可能性に囚われず、どうすれば個々人の想いを実現することができるのか、真摯に寄り添ってその道筋を探ってくれる会社だと実感するとともに、その姿勢をみて、自分が安心して思いっきり働ける環境だと確信することができました。

――― 関西で働きたいという想いは元々持っていたのですか?

元々ぼんやりと「地元の関西で働けるといいな」という気持ちがあり、受けている企業も比較的関西の企業が多かったですね。とはいえ、強く地元での就職を希望しているわけではありませんでした。

しかし、入社する会社を決断するタイミングで、LTSがとても良い会社だと思いつつも、もう一社は関西確約で入社できるという点で迷っている自分に気付きました。そこであらためて「関西で働くこと」を重視している自分に気付きました。

また、就職先を決めるタイミングで、家族の中でも色々と変化があり、将来の事を考えたときに、実家の近くで働くことが心の安定を保ちながら仕事をすることに繋がるのではないかと思うようになりました。

――― ファーストキャリアを地元でスタートすることの村山さんにとっての意味は何ですか?

一番ストレスを感じやすい新卒の時期に、家族がいる空間・環境に身を置くことができているだけでも、やはり安心感があると思います。新卒研修は東京で過ごし、新しい環境ならではの刺激や楽しさはありましたが、やはり実家で過ごしている今のほうが安心感は強いと実感しています。

また、私の場合は関西という土地でこそやりたいことに対して自分のバリューを最大限発揮できると考えています。

例えば、育ってきたからこそ関西という地域の特性を理解できていて、関西のお客様と会話がしやすかったり、共通言語を持っている方がコミュニケーンの取り方が親密であったりと、アドバンテージになることが多いと感じています。

そんな場所で、環境や組織としての心理的安全性を担保できているからこそ、チャレンジの発信ができると思っています。

私自身、貪欲にチャレンジしていくことは絶対に目指していきたいと思っているので、その土台として自分にとっては安心できる場所や環境が何よりも大切であり、こだわっていくべきポイントだと思っています。

―――地方でキャリアを築き始めるにあたり、不安だったことはありましたか?

入社前は正直あまり不安を感じていませんでしたが、新卒期間中に関わる社員がやはり東京の方が多かったという事もあり、関西配属となってまた一から関係性を作っていかないといけないという点で不安を感じていました。

実際に配属されてみると全く不安を持つ必要が無かったと感じています。関西拠点の皆さんが温かく迎え入れてくれたので、まだ配属されて一ヵ月ほどではありますが、徐々に打ち解けていっている感触を持っています。

例えば、配属された初日にオフィス訪問した際に、玄関にウェルカムボードのようなものを作って出迎えてくれました。社員の皆さんが受け入れてくださっている雰囲気は初日からすごく感じています。

また、今の関西オフィスはワンフロアで全員の顔が見える距離感になっています。コミュニケーションが生まれやすい環境だと思いますね。だからこそ、プロジェクト外の先輩達とも頻繁にコミュニケーションを取ることもできています。

東京にいる同期とも個別に連絡を取っていて、同期もそれぞれのプロジェクトで頑張っていることが伝わってきます。それが、自分の励みにもなっています。

―――今後こんなことに挑戦したいという事はありますか?

まずは自分に任された仕事をしっかりこなせるようになり、関西以外にいる同期達にも自分の活躍が伝わるような存在になりたいと思っています。

また、漠然と組織を強くしていきたいという想いも持っていて、今後できることを増やしていくことで、自分の力を関西拠点に還元していきたいと思っています。

関西拠点は今後さらに成長スピードを加速させて拡大していく過程かと思いますが、小さな組織が大きくなる際には必ず挑戦の中でうまくいかないことや成長痛も起こると思っています。そこに立ち会って一緒に乗り越えていけると、自分にとっても更なるチャレンジになると感じています。


ライター

林 愛莉(LTS コンサルタント)

システム導入支援を中心にPJに参画、工場のペーパーレス化の取組み支援など、製造現場の業務変革の推進に携わる。また、関西事業部の活動にも積極的に参加し、大阪オフィス移転では中心メンバーとして、オフィスコンセプトやデザインの選定を担当。(2021年8月時点)