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リーダーシップ

スポーツ×ビジネス その無限の可能性を語る

みなさんは、スポーツは好きですか?
LTSには、スポーツとビジネスをかけ合わせた無限の可能性を通して、個人や会社、さらには社会全体を良くしたいと考えている社員がいます。そのためにビジネススクールに通い社内で勉強会も開催している、堂本さん、戸田さん、梅澤さんの3名にお話を聞きました。
堂本 純輝(LTS Digital事業本部 副本部長)

SIerを経て2016年にLTSに入社。システム化企画・構想策定を中心にユーザーサイドでのプロジェクト支援を得意としており、現在もPMとして複数案件を担当。また、DX領域のサービスリーダーも担当しており、より高いレベルでお客様の成長に貢献することを目指している。(2022年3月時点)  ⇒プロフィールの詳細はこちら

戸田 裕也(LTS コンサルタント)

製造業×経営管理領域における、ユーザーサイドでのシステム要件定義~展開支援、開発サイドでの設計~テストおよびPMO業務を経験。現在はITサービス企業のシステム刷新支援PJにて、業務分析~改善提案を実施。社内業務では、新卒/中途採用や新卒研修の企画運営を担当。(2024年1月時点)

梅澤 健太(LTS コンサルタント)

大手製造業におけるバックオフィス業務運用及び改善プロジェクトにて業務改善・複数のシステム導入を支援後、大手小売業において新規事業のデジタル化プロジェクトの支援、店舗NWの刷新プロジェクトを支援など様々な案件にて活動中。また、中途採用/社内の育成制度推進など社内活動も推進している。(2022年8月時点)

2024年中期経営計画に「スポーツ」の文字

堂本
はじまりは、2019年に実施した2024年に向けた中期経営計画(以下、中計)の検討です。
その中で、ビジネスコンサルティング(以下、BC)に所属するリーダー数名が、それぞれが「3年後にやりたいこと」を考えたんですが、当時自分が担当していたサービスはありつつも、「やりたいこと」と言われるとこれまであまり考えたことが無く…悩みました。

これまで仕事を「やるべき」「やらなきゃ」と捉えていて、その時をきっかけに変わったかなと思いますね。
LTSのミッションである「可能性を解き放つ〜人の可能性を信じ、自由で活き活きとした人間社会を実現する〜」を実現するために、自分ができること、やりたいことは何だろうと考えて…。

「活き活きしている人」はどんな人だろうと想像した時に、スポーツをしている人や観ている人が思い浮かんだんです。スポーツには人をワクワク、ドキドキさせる力があって、その力をより大きくするために自分ができることがあるんじゃないかと思いました。
私自身ももともとバスケットボールをやっていましたし、観戦としてはサッカー、野球、F1、スポーツ全般が好きなんです。

梅澤
私たち3人は特にサッカーが好きという共通点がありますよね!

戸田
そうですね。
2019年秋ごろに、所属する部門の会議で中計を紹介する、堂本さん作成資料の中に「スポーツ」と書いてあって、「お!」と思いました。ただその時は、スポーツビジネスに興味があったものの、どうしたらいいか分からず…その後の食事会では、堂本さんを前にモジモジするだけで話もできず…(笑)。

資料:部門会議の中期経営計画資料

戸田
その後も一人で勉強していたんですが、2020年に入ってからは限界を感じて、当時の上司に相談しました。すると、堂本さんを紹介いただき、やっと接点を持つことができました。
そこからはしばらく二人で情報交換をしていました。

堂本
私たち2人でスポーツビジネスに興味を持って勉強しているのを、同じくスポーツが好きな樺島さん(LTSの代表取締役社長)は知ってくださっていて、実際にスポーツビジネスをされている方やクラブチームの方との会食に呼んでくださったりしました。
このあたりで、火種が少しずつ大きくなってきましたよね。

ビジネススクールに通いナレッジを収集

堂本
中計に「スポーツ」と入れたものの、当時はビジネス観点での知識はほとんど持っておらず…。
なので、2019年秋ごろからスポーツのビジネススクールに通い始めました。平日二日(火曜・木曜)夜の時間とたまに土日もあって、4~5か月間通いました。

戸田さんは、私とはまた別のスクールに通っていましたよね。私が通っていたところは経営目線の内容がメインであるのに対して、戸田さんのスクールはより実務や実態に近いところを学べるんですよね。

戸田
そうですね。わたしが堂本さんと接点を持った時にはもうスクールに通われていて、入学のタイミングなどもあり別のスクールに行くことになり、2021年の4月から10月末まで7か月、毎週土曜日に渋谷で受けていました。

ビジネススクール「ぴあスポーツビジネスプログラム」に参加した戸田さんのインタビューが掲載されました。記事は以下よりご覧いただけます。(2022年8月22日(月)追記)https://www.piabooks.com/isin2-psb-2

戸田
この時はまだ、お互いにスクールで学んできたことを不定期に情報交換していましたよね。
その後、私のスクール通いがひと段落したところで、社内にナレッジを還元するために勉強会を開くと良いのでは?!という話になりました。

堂本
そこで梅澤さんをはじめとする数名に声をかけ勉強会を始めました。
今では勉強会を起点に、梅澤さんもスクールに通ってるんですよね。

梅澤
そうですね。現在、あるスポーツクラブが運営しているスクールに通っています。
元々はコロナでイベントが減ったりリモートワークになったりで、社内の交流が少なくなっていたことに課題を感じていて、スポーツを通して社内のコミュニケーションを加速できないかと思っていました。
実際に観戦会等を実施する中でスポーツビジネスに興味を持ち始めて、スクールに通っているという経緯です。

また、スポーツの「ルールがある中で組織の原則があり一人一人が自己判断を繰り返しながら最大限に力を発揮する」という構造は、コンサルタントとも親和性があるなと感じていました。
なので、スポーツ業界にある組織論のナレッジを、自分が所属する部署やLTSという組織に活かせないかな…と当初は考えていました。

でも正直言うと、堂本さんと戸田さんと何かやりたかった、そこにスポーツビジネスがあった…なんですよね(笑)。

堂本
嬉しいですね(笑)

戸田
嬉しいです!!

梅澤
現在通っているスクールではより実務寄りの内容を扱っていて、実際にスポーツ団体へ提案をしたり、地域の課題とスポーツを絡めて事業提案をしたりしています。

堂本
それぞれ違うスクールに通うことで、バラエティに富んだナレッジが社内に蓄積されたり、多方面にコネクションができたりしますよね。

こうして仲間が増えたこともあり、はじめは小さな火種だったのが焚火くらいになりました。
これから少しずつ炎を大きくしていく過程で、仲間や応援して下さる方を増やしていって、気付いたらキャンプファイヤーが出来るくらいの規模感にできたらと思います。

社内で勉強会を開催、新たな気づきや学びも

戸田
勉強会をすることになって、梅澤さんが社内に声をかけるとあっという間に25人くらい集まったんです。
その中には樺島さんもいて、定期的に社内発信をしています。

キャプチャ:梅澤さんが社内SNSに発信したもの(2022年3月8日の情報)

梅澤
そうですね。お二人が得たものをぜひ社内に還流していただきたい、と考えていました。
自分が課題に感じていた社内のコミュニケーションだけでなく、LTSの既存のサービスとのかけ合わせなど、スポーツビジネスって大きな可能性を秘めているな…と。

堂本
うんうん。勉強会ではスポーツ業界のビジネスモデル、収益源、スポンサーの役割など、私たちがスクールで得た知識を講義型で話をして、気づきや学びをみんなで共有しているんですよね。

戸田
参加してくださっているみなさんの気づきや学びは、スクールに行っていた私たちとは異なる視点も多く勉強になりますよね。「参加して良かった」という声も聞かれ、やっていてよかったなと思います。

その他には、10月に行われる冠試合(今年度よりLTSがスポンサーを務めているサッカーJ3:Y.S.C.C横浜のホーム戦)の企画・運営メンバーを勉強会に参加しているみなさんから募ったり、サービス提案に向けたリサーチワークに携わったりと、少しずつ活動の範囲を広げられている実感があります。

梅澤
最近では、スポーツビジネスをLTSでやる意義というのをみんなで考えていて、この対談の前の時間も3人で話をしていましたよね。

戸田
そうですね。スポーツビジネスのサービスを提供するにあたり、LTSがやる意義をみなさんに事前に考えてきていただき共有して、ここはぶれないよね、同じだよね、というところを言語化しています。

キーワードとしては喜怒哀楽、熱狂、熱中、感動…というものがありました。
こんな瞬間を表現したい、こんな表情を見たい、そういうものを鮮明にイメージできるようにしたいですよね。それがスポーツビジネスチームのビジョンになっていくと思っています。 

写真:3人の対談の様子(左:梅澤さん、中:戸田さん、右:堂本さん)
※写真撮影時のみ、マスクを外しています

LTSがスポーツビジネスをサービスとして提供するには

堂本
今後は、ビジネススクールや勉強会で得た知識なども活用して、スポーツに関するサービスを提供したいと思っています。

LTSでは想いを持っているリーダーを中心にサービスが立ち上がるのが良い所で、戸田さんや梅澤さんのような次期リーダー層が、コンサルタントとしてのベーススキルを持ったうえで、自分の興味のある分野を学んでサービス化するする…このサイクルっていいなと思います。

梅澤
ありがとうございます。
会社としてサービスにしていきたいという想いに同じく、LTSで働く人をハッピーにしたいという想いもあります。

堂本
今考えているサービスの形は2種類あって、一つ目はクラブチームやスポーツ関連企業にこれまでLTSが提供してきた既存のサービスを提供する。二つ目は、一つの事業として立ち上げる。

写真:ホワイトボードに書き込む堂本さん

梅澤
一つ目のこれまでLTSが提供してきた既存のサービスを提供する、というところでは、システム導入などのITに関わるサービスや業務変革のBPM、経営管理や地域課題の解決などがあります。
課題としては、同じサービスでも金額やサービス内容をカスタマイズしないといけないことですね。

堂本
それはビジネススクールでも感じました。実態として、スポーツビジネスで多いのは「稼ぐ力を支援する」ことなので、それにお金がかかるというのは本末転倒ですよね。
実際に働いている方のスキルや経験を育てるのも難しい、そういった生の声をビジネススクールで聞いてコンサルタントとして入り込むのは難しいだろうなと感じました。

梅澤
ですよね。
なので、入り口としてはアドバイザリや単発研修をきっかけにできればと考えています。

戸田
競合とかベンチマークしている企業も多くありますが、それも踏まえて提供するサービスについては、今後検討を進めていきたいところです。

資料:サービス体系の案

一人一人が楽しんでいる世界をスポーツを通して作る

堂本
まだまだサービスとしては形にできていませんが、スポーツビジネスをやっていく上で、「自分たちが楽しむ」ということがすごく重要だなと実感しているので、今後もワクワクしながら取り組んでいきたいと思います。

戸田
冒頭に堂本さんも言っていた様に、スポーツをしている人や支えている人って「活き活きしている」人が多いと思うんですよね。私は「活き活きしている」を構成する要素に「自己表現が出来ていること」が含まれていると考えています。

将来的に私たちのサービス提供を通じて、少しでもスポーツによる自己表現の場を豊かにすることが出来たらなと考えています。そのためには、今後も私たち一人ひとりが、スポーツビジネス×専門性を磨いていかないとですね!

梅澤
そうですね、私たちがスポーツに関わることで、素敵な光景がもっと増える未来にしたいですね。地元の様々な人が愛することのできるクラブあることや老若男女がスポーツを通して健康でいること、様々な国の人がスポーツを通して交流できること…そんな素敵な光景が増える未来を作りたいです。

人の可能性を信じているLTSだからこそ、一人一人が楽しんでいる世界をスポーツを通して作る事ができるはずだと信じています。

写真:対談後(左:梅澤さん、中:戸田さん、右:堂本さん)
※写真撮影時のみ、マスクを外しています

ライター

大山 あゆみ(LTS コンサルタント)

自動車部品メーカーにて、グローバルで統一された品質管理の仕組みの構築・定着化を支援。産休・育休を経て、CLOVER Lightの立ち上げ、記事の企画・執筆を務める。現在、社内システム開発PJに携わりながら、アジャイル開発スクラムを勉強中。Scrum Alliance認定スクラムマスター(CSM)、アドバンスド認定スクラムマスター(A-CSM)、Outsystems Delivery Specialist保有。(2023年12月時点)