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次世代アントレプレナー育成事業でワークショップを開催 イベントレポート

このコラムは、株式会社エル・ティー・エスのLTSコラムとして2018年1月に掲載されたものを移設したものです。

こんにちは、LTSの広報担当です。LTSでは、積極的に学びの場を求める学生に向けて様々な形で学習機会を提供する活動に取り組んでいます。今回はその一つ、LTSがプログラム協賛パートナーを務める文部科学省「次世代アントレプレナー育成事業」のIDEAコンソーシアム(主幹:九州大学)において、LTS社員による特別ワークショップが開催されました。(2018年1月13日)

アントレプレナーとは?

「アントレプレナー」とは企(起)業家のことをいい、それらの定義は諸説ありますがアントレプレナーシップ(企業家精神)という言葉で理解されています。アントレプレナーシップを持つ人材は、新規ベンチャー事業を立ち上げるための高い創造意欲や、リスクに対して積極的に挑戦する精神だけでなく、既存事業を含むすべての事業を適切に管理・運営する事業戦略の立案ができる人材として認識されています。
今日、技術革新や新興国の発展など変化の激しい世界経済の中で企業が生き残っていくためには、新たなビジネスを創出し続けることが必要不可欠となりつつあります。アントレプレナーシップを有する人材への需要の高まりから、アントレプレナーシップ教育が注目されているのです。

九州大学が取り組む次世代アントレプレナー育成事業

今回、LTSがワークショップを行った九州大学が取り組む次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT:Exploration and Development of Global Entrepreneurship for NEXT generation)は、大学などの研究開発成果を基にした起業や新事業創出に挑戦する人材の育成、関係者・関係機関によるベンチャー・エコシステムの構築を目的とする文部科学省の事業です。
そのメインプログラムである「Entrepreneurship Bootcamp」は、単なる海外視察や企業訪問ではなく、アメリカ及びアジア各国の学生ともに多国籍チームをつくり、自分たちの問題意識に基づいて現地で課題発見と解決に取り組むスタートアップ創業実践プログラムです。受講生は3ヶ月にわたる渡航前研修を受けた後、米国ボストンでのブートキャンプ研修を経てシリコンバレーへと移動します。そして、現地の起業家・実業家からアドバイスを受けてブラッシュアップしたビジネスプランとプロトタイプを最終日に投資家に向けて披露します。

なぜビジネスプロセスを学ぶのか

今回実施した渡航前研修では、国内の協賛会社が5回に渡りさまざまなテーマでワークショップを行います。LTSは「ビジネスプロセス」をテーマとしたワークショップを開催しました。
事業の立ち上げでは、ビジネスモデルが特に重要視されますが、同様にビジネスプロセスも欠かせない要素です。事業は、ビジネスモデル(アイデア)を考えビジネスプロセスに落とし込むことで初めて実現され、お客様に価値を届けることができます。このビジネスプロセスとビジネスモデルの関係や双方の役割について、LTSが提供するサービス「ビジネスプロセスマネジメント」の領域で活躍するコンサルタントがワークショップを運営しました。

実践形式のワークショップで要点を学ぶ

ビジネスプロセスに関するコンサルティング業務を実体験する形式のワークショップを実施しました。ワークショップではクライアント役のLTS講師に対するヒアリング実施などのロールプレイを通し、プロセスマップ・業務フローを作成することでプロセスを可視化する方法を体験します。受講生の皆さんは、インプットとなるビジネスモデル、バリューチェーンなどとビジネスプロセスの関係性を理解しようと、とても熱心にワークショップに取り組んでいました。
実施後のアンケートでは、ビジネスプロセスに関する理解だけでなく、プロフェッショナルサービスといわれるコンサルティングについても理解が深まったとのコメントがありました。ここで学んだことを、渡航後のプログラムで最大限に活用していってほしいです。今後の受講生の活躍に期待です。


ライター

CLOVER編集部()

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