その活動の一つとして、2022年12月3日に社内向けイベント『CIRCUS』を開催しました。前編では、開催前に実施された企画メンバーへのインタビューから企画の裏側を、後編では当日の様子をご紹介します。
イベント『CIRCUS』の概要
開催の目的
―――今回の20周年記念社内向けイベント『CIRCUS』の開催の目的を教えてください。
組織が大きくなった今、会社や組織、職種、年次といった「属性」を超え、個をいかに「つなげて」強固な組織とするかが、今後10年を飛躍の期間とする鍵になってきます。
LTS社員それぞれも強い個となっていく中で、その強い個を個として終わらせるのではなく、強い個を「つなげて」強い組織にしていく必要があります。
そのため、今回の社内向けイベントは、
- LTS、グループ会社、若手、中堅、ベテラン…様々な「属性」を取り払って、「個性」を輝かせる
- 異なる「個性」が巡り会い、調和したとき、 似た「個性」が巡り会い、共鳴したとき、 一つの感動的な瞬間が生まれる
との想いから、イベント名を『CIRCUS』とし、
会社や組織、職種、年次といった「属性」を超えた、1人ひとりの「個性」をつなぐLTSグループの祭典にすることをコンセプトに、
- LTSグループの社員及びその家族に日頃の感謝を伝えること
- LTSを誇りに思える場づくりをすること
- LTSグループ社員全員で、過去のLTSの歩みに思いを馳せ、未来のLTSの創造に向けて想いを結集すること
の3つを目的に開催しました。
イベント当日だけでなく、時間が経過しても思い出すような、LTS史に残るイベントを創ることを目指し、2021年7月よりLTSグループ内からの有志メンバーによる企画がスタートしました。
イベントの方針
―――イベントを企画するにあたって、どのようなことから検討を始めましたか?
まずイベントの企画・目的の検討に当たり、論点の洗い出しとそれぞれの方針を決定しました。方針を明確にしないまま検討を進めてしまうと、後続のコンテンツや演出などがひっくり返ってしまう可能性があるためです。
方針を決めたら、次はその方針に沿ったコンセプト、そしてそのコンセプトに沿ったコンテンツの検討・企画を進めました。
主な論点と方針
- なぜ周年記念社内向けイベントを実施するのか?(イベントの目的)
→ 社員と家族に感謝の気持ちを伝えるため。また、未来に向けて想いを集結するため。 - イベント実施後、誰にどのような状態になってもらいたいのか?(イベントで達成したいこと)
→ 社員とその家族が、LTSを誇らしく思えている。 - イベントのターゲットは誰で、複数ターゲットがいる場合、その優先順位は?
→ ①LTS社員、②そのご家族、③グループ社員 - 家族向け、社員向け、どちらに重きを置いた場にするのか?
→ 基本は社員向け、家族“も”楽しめる場にする。 - 社員による手作り感、プロを使ったクオリティ重視、どちらに比重を置くべきか?
→ メインコンテンツは、プロを使ったクオリティ重視だが、当日運営等、部分的に社員を巻き込むのはOK。 - イベントの実施形態はオンラインか、オフラインか?
→ 基本はオフライン想定だが、コロナ情勢によってはオンラインに切り変える可能性もあり。
プログラム
検討の結果、第一部のコンセプトを「これまでの歩みを振り返り、社員それぞれの個性をつなぎ、LTSグループの未来に想いを馳せる場」としました。そして対象者をLTSグループ社員のみとし、オンラインライブ配信も実施しました。
第二部のコンセプトは「おしゃれな音楽が流れる落ち着いた空間で、おいしい食事と交流を楽しむ場」とし、対象者を社員のご家族やLTS卒業生へと広げ、LTSが感謝を伝えたいより多くの方々にご参加いただける形としました。
第一部のプログラム
これまでの歩みを振り返り、社員それぞれの個性をつなぎ、LTSグループの未来に想いを馳せる場
- オープニング(ムービー、開会の挨拶)
- 20周年記念オリジナル曲のタイトル投票
- アカペラグループNagie Laneによるスペシャルライブ
- パネルディスカッション
- クロージング(ムービー、第一部の締めの挨拶)
第二部のプログラム
おしゃれな音楽が流れる落ち着いた空間で、おいしい食事と交流を楽しむ場
- 懇親会
- プロのジャズバンドによる生演奏
- モザイクアート制作
各コンテンツへ込めた想い
―――当日はどのようなコンテンツになるのですか?それぞれのコンテンツに込めた想いを教えてください。
オープニングムービー
今回のオープニングムービーでは、樺島さん(LTS代表)へのインタビューの他、10名の社員へのインタビューを収録しています。
CIRCUSのように、様々な「パフォーマー」にスポットライトを当てました!
- 縁の下の力持ちとして、支えて下さっている方
- 強い哲学を持って現場で業務をなさっている方
- 誰も到達したことがない、新しいことにチャレンジする方
また、内容もキラキラエピソードばかりではなく、等身大のLTSをお届けする形になっています。
樺島さんには「創業時の想い」や「20周年を迎えての心境」を、10名のLTS社員には
- 「Future」(どのような未来を創っていきたいか)
- 「Team」(どのようなチームを創っていきたいか)
- 「Carrier」(どのようなキャリアを築いていきたいか)
- 「Value」(仕事をする上で大切にしている価値観は何か)
という4つのテーマについて、お話しいただきました。
20周年オリジナル曲タイトル投票/スペシャルライブ
今回、アカペラグループ「Nagie Lane(https://nagielane.com/)」として活動する、作編曲家・ボイスパーカッション奏者のbarattiさんに、20周年を記念してオリジナルソングを作曲していただきました!
実は、LTSの役員の同級生ということで、今回ご依頼させていただきました。当日は「Nagie Lane」さんに、楽曲をアカペラVer.で生披露していただきます!
このコンテンツは、①20周年を後から思い出せるようなものを残したい、②社員のみなさんと一体感を感じられるような企画にしたい、という2つの目的を達成するために企画しました。
当日は、オリジナル曲の披露だけではなく、タイトル投票も行います!事前にタイトル候補を社員から募集し、オリジナルソングの最後のパーツであるタイトルを社員の投票により決める事で、社員全員でソングを完成させます!
オリジナル曲を作るうえで堅苦しい社歌みたいなのは避けたかったので、歌詞がないインスト曲にしました。とってもお洒落な曲なので、オフィスで流したり、LTS主催のイベントでも活用していきたいです!
パネルディスカッション
パネルディスカッションの狙いは、①Compass活動プロジェクトリーダーの想いを社員に知ってもらうこと、②参加者がMy Compass(個人が目指す先)を定めるヒントにしてもらうことです。
『CIRCUS』には、「個人それぞれのカラーを出して、自分の大切にしたい価値観ややりたいことを突き詰めた先に、“可能性を解き放つ“ことができる。可能性を解き放った個人同士の連携がLTSの成長につながる。」という想いが込められています。そのためにまずは、個々人の可能性を明確にする必要があり、その場のひとつとしてパネルディスカッションを企画しました。
この先10年、20年を歩むうえで、もちろん会社の方向性や事業の成長といったことは考えなければならないですが、同時に、社員一人ひとりの想い、社員一人ひとりがどこに向かっていきたいかということが原動力になると思います。
懇親会のプロジャズバンドによる生演奏
CIRCUSのコンセプト「会社や組織、職種、年次といった『属性』を超えた、1人ひとりの『個性』をつなぐLTSグループの祭典にする」を体現する懇親会に必要なこと、それは、懇親会が盛り上がるだけでなく、人と人とが「つながる」ことです。そして、それを手助けするコンテンツこそ「音楽」ではないでしょうか。
盛り上がるコンテンツということで、漫才やダンスといった案もありましたが、あまりステージに集中してしまうとむしろ会話が制限され、繋がりを邪魔してしまいます。その点、音楽だと意識がステージに集中しすぎず、自然と会話が弾む空間を醸し出せます。
この懇親会には社員だけでなく様々な年代のご家族やOBOGが参加するので、老若男女問わず楽しめるという観点からも音楽はうってつけではないかと。あるところでは仲間との会話に花を添え、別のところでは新たな繋がりを後押しする、そんな役割になることを願っています!
モザイクアート
モザイクアートは、多数の写真をモザイクのように組み合わせて作成する画像のことです。イベント当日に第一部、第二部コンテンツの写真やイベント会場で会った人たちと撮った写真、これまでのLTSでの想い出の写真をスマートフォンで送ってもらい、それらを組み合わせてモザイクアートを作成します。
このコンテンツは、会場にいてもリモートで参加していても一体感を感じられる企画にしたいと思い設計しました。
20周年を迎えるLTSを表現するような、そして意外性のあるイラストにしたい、ということで、LTSロゴの四つ葉でもなく、代表の樺島さんでもない要素のデザインを検討しました。デザインは、LTSのデザイナーが描き下ろしました。モザイクアートができあがっていく様子はイベント内でご紹介する予定ですので楽しみにしてください。
今回の前編では、20周年記念社内向けイベントの企画の裏側をご紹介しました。企画メンバーによる様々な想いの込められたコンテンツは、「会社や組織、職種、年次といった『属性』を超えた、1人ひとりの『個性』をつなぐLTSグループの祭典にする」というコンセプトを実現するために、約1年半もの期間をかけて綿密に検討したうえで企画されていました。
後編では、当日の様子をご紹介します。
ライター
CLOVER編集部員。メディアの立ち上げから携わり、現在は運営と運用・管理を担当。SIerでSE、社会教育団体で出版・編集業務を経験し、現在はLTSマーケティングGに所属。趣味は自然観賞、旅行、グルメ、和装。(2021年6月時点)