早稲田大学先進理工学部卒業後、新卒としてエル・ティー・エス入社。複数業界へのITコンサルティングサービスと、採用・育成・オンボーディングなど各種組織運営をリードしている 。「顧客の課題解決」「自社の組織創り」の両面にアプローチすることで、人と組織の成長を支えられる人になることを目指している。(2024年3月時点)
RPAやAI-OCRを活用したシステムの開発・展開を通じて、製造業界の生産事務・営業事務の効率化を支援。楽しいことが好き、こども向けイベントの経験がある、という経緯でFamily Day運営に参加。「お客様目線で一緒に課題解決に取り組める人」を目指している。(2021年12月時点)
Familyの定義を広げ、誰もが参加できるように
―――今回初めて参加したんですが、単身のメンバーや、パートナーとお二人で参加されている方も多くいらっしゃった印象でした。Family Dayというイベント名ですが、みなさんはこのFamilyについて、どう思いますか。また、個人と会社・組織を繋げることに対して、みなさんそれぞれどうお考えですか。
新妻:
特に、このコロナの状況になってから、組織と人、人と人、職場に求めるものなどが、かなり多様化しているように思います。それはそれで尊重すべきですし、大事にしたいなと強く思っていて。
一方で、若手単身社員がなかなか他のメンバーと繋がれないとか、自分が将来家庭を持っているということをイメージしづらいとか、そのような課題もあります。その課題に対して、つながりを作る場を提供したいなと思いました。
あとは、最初に参加してくださっていたお子さんたちが、もう中学生とかに成長されていて!びっくりです(笑)。初めは4~5才くらいのお子さんたちがターゲットだったんですけど、大きくなったお子さんたちにも引き続き楽しんでもらいたい、というところから単身社員やパートナーの方にも楽しんでもらえるように…と自然と対象が広がったんだと思います。
新妻:
もう一つ、普段業務に尽力しているLTSメンバーには、ご家庭やプライベートの時間を過ごすパートナーという存在があって、その方たちにもLTSという会社を「良い会社だな~」と認めてもらえることで得られる安心感や、人と繋がっている安心感が、次の日からの仕事の活力になったらいいなと思っています。
青木:
Familyの定義を広げていくという考えは、すごく共感した部分があります。お話を聞いたり、過去の写真を見たりする限りでは、お子さんがいらっしゃるご家族が多く、そういう人たちが集まるイベントだなという印象でした。
ただ、企画や運営を通して「会社」を一つのFamilyとして、どんどんイベントに参加できる対象を広げて、単身の方もパートナーの方も一緒に参加できる場所にするというのは、すごくいいな!と感じて、自分もそこに力を注ぎたいなと思いました。
髙橋:
これまでのFamily Dayは、お子さん連れの社員と、子どもが好きな単身社員の参加が多かったように思います。
しかし、オンライン開催にあたり、その中間である、パートナーがいるけれど参加しづらいと思っている人もフォローしたいという声が上がりました。そこもフォローできて、本当に広い意味でのFamilyになるのなかと。
それもあって、今回はいろんなカタチのFamilyを招待できてよかったなと思います。
今後またオンラインで開催する場合、コンテンツの幅も広がっていくのかなというプレッシャーもありつつ(笑)。参加されるみなさんに、日々の感謝を伝えるという意味でも、今回のようにできたらいいなと思います。
河村:
来年あたり、Family Dayという名前が変わるかもしれませんね(笑)。
どうしてもFamilyといってしまうと、みなさんの気持ちを汲み切れない部分もあるのかなと思うんですよね。参加者も増えていますし、それもありかなって。
―――今回どれくらいの方が参加されたんですか?
新妻:
思ってたよりも多くて、37世帯…くらいですね。画面越しの皆さんをカウントすると60~70名いらっしゃいました。
近年は開催できていない、懇親会も兼ねた対面での社員総会(オンラインでは開催)や、バーベキュー、といったイベントが担ってたものを、Family Dayでやった感じですね。
今回の形式を続けるかと言われると、たぶん変わっていくだろうなとは思います。
河村:
そうですね、もしかしたら、バーベキューFamily Dayになるかもしれないですし(笑)。
組織が拡大する中でも変わらない「LTSの文化」として継承する
―――今回初めて運営に参加したメンバーもいますが、みなさんそれぞれFamily Dayってどんな場所だと思いますか。カチッとした業務とゆるい非業務の間のような場所ですが、それぞれの考えを教えてください。
新妻:
創業当時のFamily Dayは、社会課題の解決とか、未来を担う子どもたちに気づきを、といったところで始まったのが、今では立ち位置も変わり、シンプルに社員が働きやすくなるようなコミュニケーションの場、普段の感謝を伝える場、という世間一般的なFamily Dayのような形になったのかなと思います。
あと、Family Dayの運営を業務にするかどうかって毎年議論に挙がるんですよね。でも、勤怠を押してカチっとやるのは個人的には「うーん…」と思うんですけど、でも、業務ぐらい大変なんですよね、運営は(笑)。
河村:
私も、業務という感じはしないのかなと思います。新妻さんの言う、業務くらいに大変なのって、ほぼ我々のこだわりというか、より良いものにより良いものにと突き詰めたからだと思うんです。
ゆるくてもいいよねって言ってたけど、いつの間にかガチになってる(笑)。それも良いところだと思います。
青木:
入社して日が浅いですが、Family Dayに参加して、改めてLTSいいな!って思います。入社する前に聞いていたイベントを、みなさんと繋がりながら運営できて良かったです。
イベントを通して、よりLTSメンバーのことを知れたなと思います。
河村:
そうですね。
みなさんと一つのイベントを思い出として共有できる会社っていいなと思いますし、LTSの雰囲気やコミュニティも就活していた時のイメージと変わらずですね、いい意味で。
髙橋:
個人的には、運営に参加されてる方って、「楽しいに全力」な人が多い印象です(笑)。より楽しくするには、より楽しんでもらうためには、というところに時間をかけて議論することがすごく楽しくて、みなさんとそれを一緒にできるのが嬉しいです。それが続けている理由です。
運営メンバーが楽しめているからこそ、楽しいFamily Dayが作れているんだと思いますね。本当に楽しいです(笑)。
新妻:
コロナ禍でイベントがしづらいということもありますが、LTSの若手メンバーが手を挙げてやるイベントも少なくなってきているので、そういった中ではFamily Dayはレアなイベントになりつつあるのかなと思います。
会社が今後大きくなっていって、今よりも組織が締まっていくかもしれないんですけど、その中でも若手が手を挙げてやりたいと言ったことが、実際に企画して開催される場があるということを伝えられるものとしても、Family Dayは継承していきたいと思います。
Family Dayは交流の場、成長の場、発見の場、多様性を受け容れる場
河村:
運営を通して、1年目の私でもリーダーができて、何年も上の年次の方々がフォローしてくださったり、アドバイスをくださったりして、とても学びが多く成長につながる経験だなと感じています。ありがたいです。
そういった若手がチャレンジできる場としても、継続していけたら良いなと思います。
青木:
心の底から同意しますね。
部署横断でみなさんと関わるという、すごくいい経験をさせていただきましたし、広報を担当する中でも人を集めるのが大変だなとか、役割ごとに違った学びが得られて良かったです。
正直、プロジェクトにアサインされて、業務のことで頭がいっぱいになっていることが多くて…。自分の会社、LTSのことなんか考える余裕が無くて…。
でも、そんな中でLTSの社員として組織に帰属していることを実感できたり、他にどんなメンバーがいるのかを知ったり、業務外にも学びがあるという場に気づけたり、すごくいい場所だなと思います。
髙橋:
会社の規模が大きくなっていくと、全員と顔見知りになるのって難しいのかなって。でもそれって、さみしいなと思うんです。なので、Family Dayみたいな社員交流の場は、引き続き提供していきたいです。
社員同士だけではなくご家族も一緒に絡んでもらうことで、メンバーの知られざる一面が見えるような発見の場にもなると思うので、たくさんの人に参加していただきたいなと思います。
新妻:
みなさんがおっしゃるように、社員交流の場、自己の成長の場、発見の場、若手のチャレンジの場…いろんな面での「安心の輪」を広げられる場であり続けられたらいいなと思います。
河村:
そうですね。
私は、一人一人のライフスタイルの違いが、「それもいいんだよ!OKだよ!」という雰囲気を感じられる場にしたいかなとも思いますね。先程のFamilyの定義もそうですけど、多様性を受け容れる場にしたいと思います!
―――このインタビューを通して、とても温かい気持ちになりました。ありがとうございました。
ライター
自動車部品メーカーにて、グローバルで統一された品質管理の仕組みの構築・定着化を支援。産休・育休を経て、CLOVER Lightの立ち上げ、記事の企画・執筆を務める。現在、社内システム開発PJに携わりながら、アジャイル開発スクラムを勉強中。Scrum Alliance認定スクラムマスター(CSM)、アドバンスド認定スクラムマスター(A-CSM)、Outsystems Delivery Specialist保有。(2023年12月時点)