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LTSが考える“健康経営” ~サステナブルに人生を彩る お客様と社員の幸せのために~

社員が活き活きと働ける組織、そのための健康経営の根幹にはどんな考え方があるのか?
働いている瞬間が充実していても、自分の土台となる環境やコミュニティとの関係が健全でなければ、そこに持続的な幸せは成し得ないのでは…?
クロスメディアHR総合研究所から刊行される健康経営の最前線を紹介した書籍『こんな会社で働きたい 健康経営企業編』の取材で語った内容をもとに、LTS代表の樺島さんの言葉をまとめました。

人を大切にする会社=健康経営企業の
先進的な取り組みを一挙紹介!


就活生のための企業研究書。
「社員想いの企業で、心身ともにいきいき働きたい、ビジネスパーソンとして成長したい」と思う人必読の一冊。

巻頭企画は幸福学の第一人者、前野隆司先生による「幸福度が高まる働き方」
健康経営とは人を資本とする企業づくり!
出版社が健康経営優良法人へ直接取材し、「社員にとってよりよい」を考える人たちの想いと働く人のリアルな声をオールカラーで紹介します!
出版:クロスメディアHR総合研究所(2024年3月)
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樺島 弘明(LTS 代表取締役社長CEO)

ING生命保険株式会社(現エヌエヌ生命保険株式会社)後、株式会社IQ3を経て、株式会社ラーニング・テクノロジー・コンサルティングで営業担当ゼネラルマネジャーを務める。2002年3月にLTS設立に参画し取締役に就任。同年12月より現職。(2021年6月時点)  ⇒プロフィールの詳細はこちら

「孤独なロックスター」にならないために

20代の頃に接した当時の外資系プロフェッショナルファームの世界では、社員はいずれ辞める前提で働いていました。僕らはそれに違和感がありました。また、そこで育った人たちは、生活レベルを下げられなくなっていたり、家族と不和だったり、あるいはコンサル・投資銀行のコミュニティから出て、地域社会や同窓会に行っても上手く溶け込めなかったり…。

多くの人が、ぜんぜん幸せではなさそうでした。先輩の経営者に聞くと、ビジネスでは成功していても、家庭に時間をかけなかったことを後悔している人がたくさんいました。そこに持続的な幸せはないように感じました。

外資系の仕事に対するプロフェッショナル意識は学びたい。けど、社員には会社での幸せだけではなく、ほかのコミュニティでも幸せになってほしい。さらに卒業(退職)した後でも、自ら決断し行動し幸せになれる人になってほしい。外資系の保険会社出身の僕も、一緒に会社を立ち上げた外資系ファーム出身の仲間もそう考えていました。

例えると、武道館ライブを成功させ打ち上げも盛り上がって…でも、家に帰ったら一緒に喜んでくれる家族がいない。そんな孤独なロックスター。そんな人生でいいのかな。やはり家族を優先するべきではないか、僕も家族の一大事でそのことを痛感しました。

株式会社エル・ティー・エスは、2022年と2023年、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人2022(大規模法人部門)」に認定されています。
https://lt-s.jp/news/pressrelease/2022-03-09

家族の一大事が気づかせてくれたこと

妻も経営者で、お互いハードワーク。僕も家族を優先していない時期がありました。家族との時間を増やすと、仕事にはマイナスになると思っていました。そんな生活をしていたところ、家族にトラブルが発生しました。

1年半ほど、早朝の会議や夜の会合を減らして、デリゲーション(権限移譲)を進めました。それで気づいたことがあります。仕事の時間が減ったとしても、質を上げることはいくらでもできる。むしろ家族の課題に向き合うことで視野が広がり、人間としてもリーダーとしても成長できた。その成長を仕事に駆使することで、パフォーマンスは上がる実感もありました。

一階に健康、二階に家族という土台があり、そこが安心快適だからこそ、外でチャレンジができる。だから「この順序は間違えないにしよう。その上で、仕事で思いっきりチャレンジしよう」と言っています。それこそ、ボランティア、楽団やスポーツクラブに入っている社員もいます。仕事でのチャレンジを健康や家族に活かしてほしい。

LTSのミッション「可能性を解き放つ〜人の可能性を信じ、自由で活き活きとした人間社会を実現する〜」や、「自身の人生を彩っていく」といった会社の共通言語の根底にはこんな考えがあります。自律した人間として自分らしい人生、キャリアを送ることを社員だけではなくお客様にも広げていきたい。結果的に「自由で活き活き」に込めた想いは、現在フォーカスされている「健康経営」と同じ線上にありました。

LTSは、社員の健康保持・増進を会社としても支援するため、2020年より健康経営の取り組みを開始しました
https://lt-s.jp/sustainability/social/employees

太陽のようなコンサルであるために

「活き活き」とした組織ってどんな組織でしょう。コミュニケーションは言葉だけではなく、表情や身振り手振りを含めたノンバーバル、非言語なものです。2022年、オフィスを赤坂に移転しました。交流・会話を自然にして欲しいという願いを込めて設計しました。フリーアドレスで、コンセプトは「様々な一面を持つ わたしたち 混ざり合い 磨き合い 全ての人の可能性を解き放つ」。

社長室はありません。社長室は、フラットなコミュニケーションを邪魔する象徴的なものだと感じています。LTSはリーダーが自由に入れ替わっていきます。事業部長や子会社社長もよく変わります。僕もフラットな組織の一員。フラットな「場」で、僕にしか話せないことをみんなに繰り返し、繰り返し話していきたい。

僕が「無理な時は無理」「疲れた。ヤバいよ、どうしよう」って悩んでいる姿も、社員には筒抜けです。でも「まあ、そうだよね」みたいに、みんなが理解し合うようになれる。安心安全で大事なのは、考えていること、感じていることをお互いに言える職場であるということではないでしょうか。

そんな「心の感じ方」を大切にするのは、仕事にも通じるからです。LTSは北風ではなく太陽のようなコンサルでありたいと考えています。お客様のエネルギーレベルをどう上げていくか。エネルギーレベルが高ければ、大きな変革をしなければならない時に、お客様の強みを活かして変革を進めていくことができます。

失敗してもいいのです。LTSでは、プロジェクトの成果に対する評価は3割、プロセスが7割です。成果への道のり、プロセスはお客様に評価してもらいます。お客様の意図をちゃんと汲み、きちんとした提案、主体的なサポートができたのか、想定外の事象が起きた時、役員を含めてお客様が安心できるよう対応できたのか―。そんな姿勢こそ、実は仕事のリピート、あるいは他社さんへLTSをお勧めいただくかどうか決めるのです。

「ウェルビーイング」「健康経営」はお客さま、社員の可能性を引き出すこと。会社が先回りして何かを用意するのではなく、「こういうことがあった方がいい」という個々人の発案や気づきからスタートし、制度や枠組み、施策が変化していくのではないでしょうか。自律した人間が自分らしい人生を送る、そういう人生を、お客様、社員、社会にも広げていきたいです。


ライター

Tetsu(LTS マーケティング&セールス部 マネージャー)

新聞記者、月刊誌編集者を経て2024年1月にLTS入社。北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニットを修了し、同大でサイエンス・ライティング講師を経験。著書、共著、編著に「頭脳対決! 棋士vs.コンピュータ」(新潮文庫)など。SF好き。お勧めは「星を継ぐもの」「宇宙の戦士」「ハーモニー」など。(2024年1月時点)